G1馬の母-シーザリオ

今年のクラシックの主役の1頭、サートゥルナーリア。実はとんでもない血統の持ち主です。父ロードカナロアは言わずと知れた世界でも最強と言っていいほどのスプリンター。アーモンドアイの父としても有名ですね。父はもちろん有名なんですが、母シーザリオもとんでもない名馬です。そんなシーザリオについて。

日米オークスを制した競走馬時代

シーザリオが生まれたのは2002年。母キロフプリミエール、父スペシャルウィークの仔として誕生しました。ちなみに母の父はサドラーズウェルズと言って欧州の大種牡馬。海外で活躍するにはこの血統がめちゃくちゃ重要とも言われたり言われなかったりする名馬です。逆に日本だとあまり活躍できなかったりもするんですが、シーザリオは違いました。

デビューから3連勝でG1初挑戦となった桜花賞はラインクラフトの2着に屈するも、続くオークスでは1番人気に推されこれを完勝。しかもスローペースの展開で追い込み馬にとっては絶望的とも言える差をまさに異次元の速さで捉えたレースぶりから、この馬はめちゃくちゃに強い!という評価を得ます。

その後、アメリカ遠征を決行。アメリカンオークスに出走することに。
このレースがすごい。3コーナーで悠々先頭に立つとそのまま他馬を引き離し、2着と4馬身差のレコードタイムで圧勝。この時現地のアナウンサーが「Japanese Superstar Cesario!!!」と絶叫したのはあまりに有名。一見の価値ありの素晴らしいレースです。

今後の活躍に期待がかかるところだったんですが、このレースの最中に故障してしまい、復帰を目指していたのですが、結果的にわずか6戦のキャリアで引退することとなってしまいました。しかしここからがシーザリオ第二の馬生の始まりです。

G1馬の母に

もともと脚元の故障で引退したように、体質が弱いあたりが遺伝しやすく、繁殖入りするものの初仔は1戦したのみで引退、2番仔はデビューできずに病気で死んでしまうなど、なかなか厳しいスタートとなりました。

しかし、3番仔のエピファネイア(父シンボリクリスエス)が無事デビューを果たし、皐月賞・ダービー2着と活躍を期待させた矢先、秋の菊花賞で2着馬に5馬身差(それも鞭を一発も入れずに)の圧勝で初のG1制覇。翌年も春は精彩を欠くものの、ジャパンカップでは圧倒的なパフォーマンスで、ジャスタウェイやジェンティルドンナを抑え完勝し、G1 2勝目を獲得。
このエピファネイアが個性的な馬で大好きだったんですが、その話はまた後日にでも。

その後もリオンディーズ(父キングカメハメハ)が朝日杯FSを制し2頭目のG1馬が誕生。リオンも脚元が弱く早々に引退してしまいましたが、入れ替わるように今年サートゥルナーリア(父ロードカナロア)がホープフルSを勝って3頭目のG1馬に。

3頭のG1馬を出している母はこれまでにダンシングキイとハルーワスウィートそしてシーザリオのみ。名牝中の名牝と言っても良い活躍っぷりです。そんなシーザリオですが、2018年いはモーリスの仔を産んでいます。この仔にももちろん注目が集まること必至ですので、史上初のG1馬4頭兄弟の母になれるのか、注目したいです。

今回はそんなシーザリオのお話でした。

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