栄光のシルバーコレクター-ウインバリアシオン

生粋のシルバーコレクターと思っています。ウインバリアシオン。重賞は勝ってるけどね。
シルバーコレクターって勝てるはずの強さを持っているのに、同じ時代に強い馬がいて勝てない・・・とか、こんなに強いのになんで勝てないんだ!と言う歯がゆさとか、そういったものが愛される要因だと思うのだけど、ウインバリアシオンはまさにシルバーコレクターと言うにふさわしい競走馬生だったなって思う。

終生のライバル(目の上のたんこぶ?)オルフェーヴルとの出会い

ハーツクライの初年度産駒としてデビューしたウインバリアシオン。デビュー当初は新馬戦・野路菊Sと快勝し、ポテンシャルの高さを見せたんですが、年明けから勝てず皐月賞の出走権を取れずに終わってしまいます。気を取り直して向かった青葉賞(ダービートライアル)ではハーツクライを彷彿をさせる追い込みを見せ、6番人気の低評価をひっくり返し完勝。ダービーの出走をきめます。

のちの三冠馬・オルフェーヴルと同じ世代に生まれたことがバリアシオンにとって不幸だったのか、それとも愛される馬になったと言う意味では幸運だったのか、何はともあれ、ダービーでオルフェーヴルと初対決を迎えることになる。

ダービーでは、青葉賞馬は勝てないと言うジンクスや低レベルと見られたこともあり10番人気と非常に低い評価をされていたバリアシオン。レースになるとその評価はいっぺん。直線突き抜けたオルフェーヴルに引き離されるばかりだった他馬を尻目にあわや追いつくか、と言う大外からの鋭い追い込みをみせ2着。オルフェーヴルさえいなければ、と思わせるレースを見せました。1回目のG1,2着。

vsオルフェーヴル 菊花賞

秋は神戸新聞杯から始動。オルフェーヴルと同レースを始動戦としており2度目の対決に。今度はダービーの2着が評価され、オルフェに次ぐ2番人気に押されると、ここでも2着好走。本番での逆転すら期待させる走りを見せる。当然、菊花賞でも2番人気に押され、三冠阻止に期待が高まった。

最後方からの直線一気を選択したバリアシオンではありましたが、まさに横綱相撲、直線堂々と抜け出したオルフェーヴルには1歩2歩及ばず完敗の2着。それでも世代では抜けた2頭と言える強さを見せつけた菊花賞でした。2回目のG1,2着。

翌年は勝ちきれなさに磨きがかかり、天皇賞春3着、宝塚記念4着と春シーズンを終える。それでも強さは見せており、その秋はオルフェーヴルが凱旋門に挑戦するため欧州に遠征。やっとG1奪取のチャンスか、と思われた時、ウインバリアシオンに不幸としか言えない故障が発生する。屈腱炎。

これで1年半の長期休養に入らざると得なくなります。この時故障さえなければ、と思ってしまうのはたらればとは言え許してほしい。

復活の有馬記念

時は流れて2013年の暮れ、ウインバリアシオンは金鯱賞で復帰を果たします。この間にオルフェーヴルは凱旋門賞を2年連続2着したり、ジャパンカップでジェンティルドンナに負けたり、鼻出血を起こしたりと話題に欠かない活躍を見せていました。

そんな中でのウインバリアシオンの復帰戦。金鯱賞は長期の休養明けが影響し8番人気と人気を落とすも3着に好走。この結果を受けて有馬記念への参戦を陣営は決断します。

この有馬記念が本当に感慨深い。かたや引退レース、かたや復帰後の大一番。オルフェーヴルの引退に合わせるかのように復活してきたかつてのライバル、ウインバリアシオン。それだけでもう涙が出るくらい嬉しいのに、直線オルフェーヴルが突き抜けたところに、それを追うようにウインバリアシオンも怒涛の追い込みを見せる。結果8馬身差の完敗でしたが、ゴールドシップを完封してウインバリアシオン2着。これは感動しました。

そしてウインバリアシオンは3度目のG1,2着。そしてオルフェーヴルの2着になること4回。本当にオルフェーヴルよりステイゴールドらしい歯がゆさです。

最後のシルバー

翌年も現役を続行したウインバリアシオン。初戦の日経賞でフェノーメノを抑える強い競馬で3年ぶりの勝利を手にする。幸先の良いスタートで、続く天皇賞春はキズナ・ゴールドシップ・フェノーメノに並び4強対決と目された。あの、ウインバリアシオンが4強と呼ばれるだけでファンとしては涙が出るほどに嬉しかった。長い長い休養もあり、オルフェーヴルに泣かされ続けた競走馬生も報われる日がきた!と。

ところが、暗雲立ち込める展開に。騎乗を務めるはずの岩田騎手が騎乗停止に。そして乗り替わるはずだったシュタルケ騎手は当日落馬、と。これは、、と思ったところで代打の代打として乗り替わったのが武幸四郎騎手。個人的にはすごく好きな騎手で、特別不安はなかったけど、代打の代打という幸先の悪さだけがほんとに不安だった。

しかしレースが始まって見れば、実にうまく幸四郎Jが操り、いつものように鋭い追い込みでフェノーメノに迫る。差し切ったか、どうか!というところがゴールだった。結果わずかクビ差届かず2着。4度目の、そして結果最後となるG1、2着、シルバーを手にする。ステイゴールド産駒に苦しめられた競走馬生だった。

その後、宝塚を終えるとまたも屈腱炎が再発。軽度だったため年内に復帰はできたものの、金鯱賞・有馬と惨敗してしまう。それでも望みをかけて翌年も現役を続行。日経賞ではなんとか2着し、まだまだやれるところをみせ、天皇賞春に最後の希望をかけ出走。しかし本番では直線いつもの伸びを見せることなく、故障発生。浅屈腱不全断裂で競争能力喪失の診断が下される。最後まで怪我に翻弄された競走馬生でした。

引退後は、種牡馬入り決まった!!→誤報でした!予定通り乗馬になります→やっぱり種牡馬入りです!と短スパンで一喜一憂されましたが、無事青森のスプリングファームで種牡馬入りが決定。地味な馬産地ではあるのですが、ウインバリアシオンとともに盛り上げてくれることを期待しています。

産駒について

2019年に産駒がデビューします。数は少ないですが、サクラバーベナの2017などある程度活躍が期待できる馬もちらほら。同じくハーツクライ産駒のジェスタウェイの子が一足先にクラシックで活躍していますし、期待したいところです!

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