フィエールマンは長距離向きなのか?天皇賞春2019

2018年の菊花賞馬フィエールマン。長距離実績はあるのだけど、、マイラーが多いディープ産駒。果たして本当にステイヤー適性があるのか考えてみました。

戦績

全体:3.2.0.0
1800m:2.1.0.0
2200m:0.1.0.0
3000m:1.0.0.0

わずか4戦目のキャリアで、それもラジオNIKKEI賞からの直行で菊花賞を制した究極の上がり馬です。そのキャリアの浅さから実力は未知数なところがありましたが、明け初戦のAJCCでもシャケトラのアタマ差の2着と好走。しっかりと実力があるところを示しました。
しかしそれでもどうしても付きまとうのが、ステイヤーとしての素質がどれほどあるのか、という不安。実際菊花賞以外はすべて中距離のレースを走ってますし。

問題の菊花賞

問題はフィエールマン自身が菊花賞を勝ってることですね。その菊花賞のラップですが、こんな感じ。

2019 フィエールマン

1000m 62.7s
12.8 – 11.9 – 12.5 – 12.9 – 12.6
2000m 64.2s
12.4 – 13.3 – 13.0 – 12.8 – 12.7
3000m 59.2s
12.8 – 12.2 – 12.2 – 10.7 – 11.3

参考までに過去良馬場開催だった時の5年分のラップを。

2017 キセキ

超絶道悪なので除外

2016 サトノダイヤモンド

1000m 59.9s
13.0 – 11.3 – 11.0 – 12.4 – 12.2
2000m 64.5s
12.7 – 13.6 – 13.2 – 12.3 – 12.7
3000m 58.9s
12.2 – 12.0 – 11.6 – 11.5 – 11.6

2015 キタサンブラック

1000m 60.2s
12.7 – 11.1 – 11.6 – 12.3 – 12.5
2000m 64.4s
13.1 – 13.7 – 13.7 – 11.8 – 12.1
3000m 59.3s
12.0 – 11.9 – 11.6 – 12.2 – 11.6

2014 トーホウジャッカル

1000m 60.9s
13.0 – 12.0 – 12.0 – 12.0 – 11.9
2000m 61.3s
11.7 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 12.4
3000m 58.8s
12.2 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.6

2013 エピファネイア

道悪なので除外

2012ゴールドシップ

1000m 60.9s
13.0 – 11.9 – 12.2 – 12.2 – 11.6
2000m  61.2s
11.6 – 12.6 – 12.5 – 12.3 – 12.2
3000m 60.8s
12.5 – 12.2 – 11.9 – 11.8 – 12.4

やっぱりこう並べて見るとフィエールマンの菊花賞が究極の瞬発力競走だったことがわかる。
ラスト2Fまで11秒台はなく、いきなり10秒台のトップギア。上がり最速が5頭いて前にいた順に上位にきてるし、近いところで言えばサトノダイヤモンドの菊花賞はわりと近いけど、それ以上に2600mの超ロングな助走からの短距離勝負だったことがわかります。
この時点ではフィエールマンの長距離適性は疑問視。

じゃあ血統はどうなのか、というと。

血統考察

父ディープインパクト。
説明不要の大種牡馬ですが、産駒が春天を勝ったことはまだないです。
ちなみに直近3年分の距離別の勝率と連対率、馬券内率をまとめてみました。

〜1200m 10.2% 21.1% 25.7%
〜1400m 10.2% 20.2% 29.3%
〜1600m 13.9% 26.1% 37.8%
〜1800m 15.1% 26.3% 38.3%
〜2000m 11.8% 24.8% 34.8%
〜2200m 12.9% 27.0% 38.7%
〜2400m 18.6% 30.0% 42.6%
〜2800m 9.8% 19.5% 25.6%
2801m〜 10.7% 14.3% 32.1%

マイル路線もうちょっと勝率たかいと思ってましたが、意外と1番勝率が高いのは2400mのクラシックディスタンスでした。とはいえ中距離向きで、長い距離が得意、とは思えない結果ではあります。
ちなみに、長距離得意と言われているステイゴールドとハーツクライはこんな感じです。
ステイ産駒
2801m〜 8.3% 16.7% 16.7%
ハーツ産駒
2801m〜 2.9% 26.5% 35.3%
意外にもステイゴールドよりディープの方が勝率と馬券内は上。特筆すべきはハーツの馬券内率でしょうか。

さて、では母方の血統はというと、母はリュヌドール。フランスの4勝馬。リディアテシオ賞という2000mのG1を勝ってます。それ以外の勝ち鞍も2000m〜2400mあたりで、中距離から中長距離で活躍しています。

母の父はグリーンチューン。2000mギニー(マイル)を勝ってる快速馬です。
しかし、問題はさらにこの父グリーンダンサーです。 グリーンダンサーといえば、菊花賞馬スーパーグリークの父ノーアテンションの父。つまりスーパークリークの祖父。 このサイアーラインはステイヤーに傾倒していて、リュヌドール自身もその血を確かに持ってると。
根拠としては曖昧だけど。なくはないといった感じか。

馬体

馬体は完全に中距離馬って感じの体つきなんだよね。ただ、胴が詰まってるというわけではないし、血統的な裏付けもあって中距離のスピード競馬にも対応できると。

結論

フィエールマンは本質的には中距離馬。長距離戦で勝ちきるには展開的な助けが必要。
最終的に馬体で全て判断した感じはあるけど、見解としてはこれ。スローペースでもなく天皇賞勝ったら謝るしかない。

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