栄光のシルバーコレクター-ヴィルシーナ

ヴィルシーナと聞いて何を思い出すでしょうか?やっぱりジェンティルドンナでしょうか。それともヴィクトリアマイルでしょうか。大魔神佐々木だったり、コアな人はハルーワスウィートを思い出すかもしれないですね。そんなジェンティルドンナの2番手として競馬界を盛り上げてくれたヴィルシーナについて。

牝馬クラシックの激突-ハナ差の決着秋華賞

ヴィルシーナがもっとも輝いた年はやはりクラシックの3歳時。最強牝馬をしても数えられる女傑ジェンティルドンナの同期として牝馬クラシック3戦に参戦。

桜花賞・オークスと連続してジェンティルドンナの悔しい2着。そして、秋華賞トライアルのローズSでも0.2秒差の2着と3連続で同じ馬に破れているヴィルシーナが臨むのが最後の一冠をかけた秋華賞でした。

この秋華賞がすごかった。三冠は絶対に譲れないジェンティルドンナと最後の一冠は絶対に欲しいヴィルシーナとの意地と意地のぶつかり合いかのような最後の直線の攻防は本当に見応えあり。先行するヴィルシーナをジェンティルドンナが交わしたか?いやヴィルシーナがまた差し返したか?というところがゴールでした。

結果、わずかにハナ差ジェンティルドンナがヴィルシーナをしのぎ三冠達成。ヴィルシーナは牝馬三冠全2着という名誉なんだかなんだかよくわからない勲章を手にした。

そしてこれで終わらないのがヴィルシーナ。秋華賞の次に選んだのが、最強牝馬決定戦エリザベス女王杯。ジェンティルドンナがジャパンカップに行ったのでここは勝って当然なはずだったんですが、伏兵レインボーダリアにクビ差交わされる2着に。結局この年ヴィルシーナは6戦1勝、2着5回というステイゴールドも真っ青なシルバーコレクターぶりを発揮して終えます。

1年半ぶりの勝利と1年ぶりの勝利-ヴィクトリアマイル

4歳明け初戦の大阪杯はオルフェーヴルの6着と敗れるものの、春の大一番ヴィクトリアマイルでは1番人気に押されます。牝馬の中ではやっぱり強いだろう、というのが大方の予想だったのでしょうか。

そんな期待にヴィルシーナは初めて応えて見せ待ちにまったG1初制覇をここヴィクトリアマイルで達成します。実に1年半ぶりの勝利。このレースもすごく見応えがあるレースでした。連覇に挑むホエールキャプチャとの壮絶な追いくらべは一見の価値ありです。

そしてこのあとヴィルシーナは出口の見えないスランプに陥ります。安田記念8着、京都大賞典8着。それでも1番人気に押されたエリザベス女王杯も10着と全く走れなくなってしまったんです。気持ちで走るタイプだったので何がきっかけか、走る気持ちが入らなくなっちゃったんじゃないかなって推察していますが、本当のところはわからない。

そんなスランプの中、少しずつ調教の中でも走る気が出てきたのでは?と思われてきたところが1年後のヴィクトリアマイルでした。このレースはよく覚えてるんですが、スタートしてヴィルシーナが本当に1年ぶりに先頭に立てたんですね。めちゃくちゃ嬉しかったですね。あ、いい時のヴィルシーナが戻ってきたかもしれない、と。これまでの1年間はひどいもので逃げはおろか先行すらできない状況だったので。

そしてストレイトガール・ホエールキャプチャの追撃をしのぎ史上初のヴィクトリアマイル連覇を達成。これは嬉しかったな。

その後も宝塚記念で3着(実はここで初めてジェンティルドンナに先着)するなど秋の活躍を予感させたんですが、さすがに燃料が切れたのか、その後はあまり良い走りもできずにライバル・ジェンティルドンナと共に有馬記念で引退していきました。

最終成績 21戦5勝(うちG1 2勝)2着5回(うちG1 4回)

おまけ

ヴィルシーナ産駒デビューしてます。ブラヴァス。キングカメハメハの仔ですね。ここでもジェンティルドンナと同年・同父デビューでなかなか面白いです。POGでも人気があったんですが、なかなか奥手な感じのようでこれからの活躍に期待したいところです。

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